総務省統計局の「令和7年国勢調査 人口速報集計」と、鹿児島県が公表した速報(市町村別)によると、鹿児島県の人口は151万2,969人で、令和2年から75,287人(4.7%)減少しました。全国の減少率は2.5%で、鹿児島県は全国の約1.9倍のペースです。県内43市町村のうち人口が増えたのは姶良市(+571人)だけでした。
数字で見る、鹿児島県の人口の変化(令和2年→令和7年)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 鹿児島県の人口(令和7年) | 1,512,969人(全国24位) |
| 令和2年からの減少数・減少率 | ▲75,287人(▲4.7%) |
| 全国の減少率 | ▲2.5%(123,049,524人) |
| (参考)前回(平成27年→令和2年)の鹿児島県の減少率 | ▲3.6% |
出所:総務省統計局「令和7年国勢調査 人口速報集計 結果の要約」、鹿児島県「令和7年国勢調査結果鹿児島県速報」表1・表6。全国との倍率は当サイトで算出。
市町村別:減少数が大きいのは鹿児島市、増えたのは姶良市だけ
| 市 | 令和2年 | 令和7年 | 増減数 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 鹿児島市 | 593,128人 | 580,970人 | ▲12,158人 | ▲2.05% |
| 鹿屋市 | 101,096人 | 96,073人 | ▲5,023人 | ▲4.97% |
| 薩摩川内市 | 92,403人 | 87,673人 | ▲4,730人 | ▲5.12% |
| 姶良市 | 76,348人 | 76,919人 | +571人 | +0.75% |
出所:鹿児島県「令和7年国勢調査結果鹿児島県速報」表6。鹿児島市の減少数(▲12,158人)は県内市町村で最大で、鹿屋市は令和7年に人口が10万人を下回りました。減少率が10%以上の市町村は15(前回の平成27年→令和2年は5)です。
この数字から言えること、言えないこと
言えるのは、人口の減り方が市町村によって大きく異なるという事実です。県全体が▲4.7%でも、姶良市は増え、鹿児島市は▲2.05%、減少率が10%を超える市町村が15あります。一方で、なぜ姶良市だけが増えたのかは、この統計だけでは断定できません。国勢調査は人口の結果を示すもので、転入の理由までは分からないためです。
事業者が今すぐできる3つのアクション
- 商圏の人口は「県平均」ではなく市町村単位で見る:自社の商圏が姶良市なら増加、鹿児島市なら▲2%、減少率の大きい町村なら▲10%超と、計画の前提が大きく変わる。
- 人口が増えた地域の動きを確かめる:姶良市のように増えている地域は、市の公表資料で世帯数・年齢構成を確認したうえで、出店・配達エリアに含めるかを検討する。
- 減少の大きい地域では来店を前提にしない販売を組み込む:宅配・移動販売・電話注文など、少ない人口でも成り立つ届け方を用意する。
カゴシマーケティングでは、国勢調査などの公的データに基づいた市町村単位の商圏分析のご相談を承っています。
出所:総務省統計局「令和7年国勢調査 人口速報集計」(総務省統計局ホームページ)、鹿児島県「令和7年国勢調査結果鹿児島県速報」(鹿児島県ホームページ)。人口は速報値です。
【訂正・更新(2026年10月11日)】公開時の本文にあった、一次資料で確認できない記述(人口減少の主因や姶良市が選ばれる理由についての説明、「一極集中の終わり」という評価など)を削除しました。出所に挙げていた新聞記事も、総務省・県の一次資料に統一しました。人口・増減数・増減率の数値は一次資料と一致しています。

