鹿児島県の外国人延べ宿泊者数は前年比71.5%増|全国(39.7%増)を上回るが令和元年比は26.2%減

鹿児島県の外国人延べ宿泊者数は前年比71.5%増|全国(39.7%増)を上回るが令和元年比は26.2%減

鹿児島県が公表した「令和6年(2024年)鹿児島県観光統計」によると、県内の外国人延べ宿泊者数は620,050人で、前年比71.5%増でした。同じ出典(観光庁「宿泊旅行統計」)の全国値は39.7%増で、鹿児島県の伸びは全国を上回りました。ただし令和元年(2019年)と比べると26.2%減で、コロナ前の水準には戻っていません。

目次

数字で見る、鹿児島県の外国人延べ宿泊者数(令和6年)

外国人延べ宿泊者数の前年比|鹿児島県は71.5%増、全国は39.7%増
指標 令和5年 令和6年 前年比
外国人延べ宿泊者数(鹿児島県) 361,550人泊 620,050人泊 +71.5%
外国人延べ宿泊者数(全国) 117,751,450人泊 164,462,600人泊 +39.7%
延べ宿泊者数・全体(鹿児島県) 8,152,790人泊 8,378,560人泊 +2.8%
延べ宿泊者数・全体(全国) 617,474,940人泊 659,064,530人泊 +6.7%

出所:鹿児島県観光・文化スポーツ部PR観光課「令和6年 鹿児島県の観光の動向~鹿児島県観光統計~」(観光庁「宿泊旅行統計」に基づく。従業者数9人以下の施設を含む全宿泊施設)。鹿児島県の外国人延べ宿泊者数は全国23位、九州では5位です。

外国人宿泊者の国籍別(令和6年)

国籍 延べ宿泊者数 構成比 前年比 令和元年比
韓国 126,960人泊 26.1% +120.3% ▲9.8%
中国 85,540人泊 17.6% +164.3% ▲24.2%
香港 70,640人泊 14.6% +58.0% ▲68.6%
台湾 65,520人泊 13.5% +87.1% ▲49.2%

出所:同資料。国籍別の上位4か国・地域のみ掲載。

この数字から言えること、言えないこと

言えるのは、令和6年に外国人の宿泊は大きく増えたものの、全体の延べ宿泊者数の伸び(+2.8%)は全国(+6.7%)を下回り、外国人宿泊も令和元年比では26.2%減だという事実です。国籍別では、韓国は令和元年比で▲9.8%と戻りが早い一方、香港は▲68.6%と大きく下回っています。一方で、なぜ伸びたのかは、この統計だけでは断定できません。

宿泊・観光事業者が今すぐできる3つのアクション

  1. 自施設の外国人宿泊の国籍別内訳を確かめる:県全体では韓国・中国・香港・台湾が上位。自施設の予約データと比べ、伸びしろのある市場を特定する。
  2. 多言語での情報提供を整える:公式サイトやGoogleビジネスプロフィールの情報を、主な来訪国・地域の言語で用意する。
  3. 体験を「泊まる理由」として見せる:食事付き・体験付きなど、宿泊と組み合わせたプランを写真付きで発信する。

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出所:鹿児島県「令和6年 鹿児島県の観光の動向~鹿児島県観光統計~」(鹿児島県観光・文化スポーツ部PR観光課)

【訂正・更新(2026年10月11日)】公開時の本文では、鹿児島県の「外国人延べ宿泊者数」の伸び率(71.5%)を、日本政府観光局の「訪日外客数」の伸び率(47.1%)と比べて「全国平均の約1.5倍」としていましたが、両者は指標が異なるため、同じ出典(観光庁「宿泊旅行統計」)の全国値(39.7%増)との比較に改めました。あわせて、令和元年比(▲26.2%)と国籍別の内訳を加え、円安・交通網の改善・客単価の上昇など、一次資料で確認できない記述を削除しました。

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