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地方で学ぶマーケティング初学者におすすめしたい、2つの入門ルート

みなさんこんにちは!

マーケティングは現代ビジネスの要であり、製品やサービスを効果的に市場に届けるための重要な戦略です。初学者が体系的に学ぶための入り口として、今回は特に「理論を抑える」ことに焦点を当て、2つの効果的な学習方法をご紹介します。
さらに、大企業などで利用されるようなマーケティングの理論・知識をどのようにローカライズするのか地方で活用するのかについても考察していこうと思います。

目次

マーケティング学習の重要性

マーケティングは単なる広告や販売促進ではありません。顧客のニーズを理解し、価値を提供し、長期的な関係を構築するための総合的なアプローチです。
理論的基盤をしっかり固めることで、実践の場でも応用力が高まります。

では、マーケティングの理論を効率的に学ぶための2つの方法を見ていきましょう。

マーケティング検定を受ける

マーケティング検定とは

公益社団法人日本マーケティング協会が主催する「マーケティング検定」は、自分のマーケティング力を客観的に測定できる公的な資格試験です。3級、2級、1級とレベル別に設定されており、初学者は3級から始めるのが一般的です。
2、3級は基本的に知識だけあれば合格できますが、1級は実務経験を通した実践をしている方でないと難しそうなのでまずは2級を目指してみるとよいかもです。

参考リンク:日本マーケティング協会ウェブサイト

マーケティング検定のメリット

  1. 体系的な知識の習得
    試験対策を通じて、マーケティングの基礎から応用まで体系的に学べます。歴史めいた過去の理論から現在流行っている最新理論まで学ぶとキリがないため、まとまった知識を得るために出題範囲が決まった試験を受けてみるのが学びやすいのではないでしょうか。
  2. 客観的な評価
    自分のマーケティング知識レベルを客観的に確認できます。知識だけが実践に結びつくわけではないですが、マーケティング検定くらいは勉強したということが自信や周りからの評価に繋げられるのではないかと思います。
  3. キャリアアップ:履歴書に記載できる公的資格として、就職・転職活動での強みになります。
  4. 学習モチベーションの維持:試験日という明確な目標があることで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。

学習アプローチ

マーケティング検定3級では、マーケティングの10の領域から基礎・応用知識を問う選択問題が出題されます。
公式問題集の解説まで細かく理解できていればOKと言われていますが、参考図書に挙げられているベーシックマーケティングを一読しておくとさらによいでしょう。
参考図書:内閣府認定 マーケティング検定 3 級試験 公式問題集&解説(年度ごとに改訂があります)、 ベーシック・マーケティング(第2版)

また、Youtubeで解説動画をアップしている方もいらっしゃるのでこういった動画を視聴してみるのもいいかもです。(無料がありがたい)

試験は全国各地に会場があるCBTテストセンターで随時受験することができ、地方からも受験できるのがとてもありがたい検定でもあります。

マーケティング学習サイト「MARPS」の動画を視聴する

MARPSとは

MARPS(マープス)は、トライバルメディアハウスが運営する、マーケター育成に特化した無料のオンライン学習サービスです。マーケティングの全体像を俯瞰しながら、さまざまな概念や施策、それぞれのつながりが理解できるコンテンツを提供しています。
私はマーケティング検定2級受験の手法を探しているときにMARPSに出会いました。
代表の池田紀行さんのわかりやすい解説、ゲスト講師のみなさんの講座が無料で受けられるのはMARPSだけではないかと思います。
有名なマーケティングの講座は費用もかかり、地方から受講するのも大変ハードルが高くMARPSの存在はありがたすぎます。地方から最前線のマーケティングを学ぶ人がもっと増えて欲しいです。

参考リンク:MARPS公式サイト

MARPSのメリット

  1. 無料で質の高い学習:プロフェッショナルが制作した質の高いコンテンツを無料で利用できます。
  2. 実務に直結する内容:現場で発生する課題解決を助ける実践的な学習プログラムです。
  3. 自分のペースで学習:動画形式なので、いつでもどこでも自分のペースで学習できます。
  4. 体系的な理解:マーケティングの全体像から各要素の関連性まで、体系的に理解できる構成になっています。

おすすめの学習方法

MARPSでは「デジタルマーケティング連続講座」など、初学者向けのコンテンツが充実しています。YouTubeの「MARPS公式チャンネル」でも一部コンテンツが公開されているので、まずはそちらから視聴してみるのもよいでしょう。

特に「マーケティングが体系的に学べる『MARPS』YouTube特別講座」プレイリストは、重要な考え方を端的に学べる内容になっています。

また池田さんのXをフォローしておくと、マーケターの人がどのような記事を見ているのか、どのような日々を送っているのかを垣間見ることもできるのでおすすめです。

MARPS超おすすめです。

地方でマーケティングを学ぶ意義

地方でマーケティングを学ぶことには、都市部とは異なる独自の意義があります。

1. 地域活性化への直接的貢献

地方では、マーケティングの知識を持った人材が不足しています。マーケティングを学ぶことで、地域の企業や自治体の活性化に直接貢献できる可能性が高まります。地方創生や地域経済の活性化はますます重要なテーマとなっており、マーケティング人材の需要は高まっていると言えます。
また、都心部からマーケティングを手掛けるマーケターの方がコンサルティングでやってくることもあります。そういったかたが喋る言葉を理解するためにも地方に住まう人自身がマーケティングの基本を知っておくことがとても大事だと思います。

2. 独自の視点の獲得

地方ならではの課題や特性を理解することで、都市部とは異なるマーケティングの視点を獲得できます。そのためにも、基礎的な理論を理解しておくことはとても重要です。一般化している理論をローカライズできる人材に僕もなりたいし、そういう人が増えれば地方がもっと盛り上がるのではと信じています。

3. 実践の場の豊富さ

地方では、小規模でも多様な実践の場があります。地元企業、自治体のプロジェクト、地域イベントなど、学んだ理論を試す機会が豊富にあります。小さいところから始められる、挑戦しやすい環境といえるのではないでしょうか。
なぜ近所にチラシを配るのか、店の前で声を出すのか、基本的なことを理論を交えて実践するとより効果的であると思います。

地方でマーケティング理論を実践する方法

1. 地域特性を活かした「地域マーケティング」の実践

地方自治体や地元企業が主体となり、ヒト・モノ・カネを地域に呼び込む「地域マーケティング」は、地方ならではの実践方法です。地域の特産品や観光資源、文化的背景などの「地域資源」を活かしたマーケティング戦略を立案・実行することで、理論の実践と地域貢献を同時に達成できます。
地方でマーケティングを実践している人も全国にたくさんいらっしゃいます。そういった方々のSNSをフォローしておくだけで勉強になります。

2. オンラインとオフラインの融合

地方の強みは対面でのコミュニケーションや地域コミュニティの結束力にあります。一方で、デジタルマーケティングの知識を活用することで、地理的制約を超えた市場拡大も可能です。この両者を融合させた「地方マーケティング」の新しいアプローチが注目されています。SNSをはじめとしたインターネットの力を使うのは地方でのマーケティングのマストスキルであると思います。
地方でマーケティングをとなると、SNSの運用をはじめとしたウェブマーケティングという言葉がよく出てきますが、より上流でマーケティングを捉えることで、なぜウェブを使うのかというところまで考えられるので広い意味でのマーケティングの知識を身につけていきたいものです、

3. 地域課題をマーケティング視点で解決

過疎化、高齢化、産業衰退など、地方特有の課題をマーケティング理論の枠組みで捉え直すことで、新たな解決策が見えてきます。例えば、地域ブランディングによる移住促進や、地元産品のストーリーテリングによる付加価値創出などが挙げられます。
地方のものを地方だけで終わらせないためにも、レベルの高い理論を身につける必要があると考えます。

4. 地域内外のネットワーク構築

地方でマーケティングを実践する際は、地域内の関係者(企業、自治体、住民)と地域外の専門家やマーケットをつなぐハブとなることが重要です。オンラインコミュニティやSNSを活用して、地方にいながら全国・世界のマーケティング最新動向をキャッチアップしましょう。

地方マーケティング実践の成功事例

地方企業がマーケティングを実践して成功した例として、地域の特産品を活かした商品開発と効果的なブランディングにより、全国市場に進出した企業が増えています。また、地域の観光資源を再発見し、ターゲットを明確にしたプロモーションにより、観光客増加だけでなく地域コミュニティの活性化や新たな雇用創出につながった事例も多数あります。

両方を組み合わせた効果的な学習法

マーケティング検定とMARPSの両方を活用し、さらに地方での実践を組み合わせることで、より効果的に学習を進められます。例えば:

  1. まずMARPSの動画で全体像をつかむ
  2. マーケティング検定の公式テキストで知識を体系化する
  3. 地域の課題や特性を調査・分析する
  4. 地元の小規模プロジェクトで実践してみる
  5. 実践から得た知見を理論に照らし合わせて振り返る

このサイクルを繰り返すことで、理論と実践のバランスの取れたマーケティングスキルを身につけることができます。

まとめ

マーケティングの学習は、単なる知識の暗記ではなく、考え方やフレームワークを身につけ、実際のビジネスシーンで応用できるようになることが重要です。特に地方では、マーケティングの知識を持った人材が地域活性化の鍵を握っています。

マーケティング検定とMARPSという2つの入門方法を活用して理論をしっかり抑え、地方ならではの特性を活かした実践を通じて、自身の成長と地域の発展に貢献していけるのではないでしょうか。

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